今回は私の大好きな水木しげる先生が、強く影響受けた「のんのんばあ」と小さい頃に訪れた場所でもある、加賀の潜戸(くげど)。
(2023/05/30 06:18:38時点 Amazon調べ-詳細)
実は、水木先生はお亡くなりになる数カ月前にTV番組の撮影を兼ねて「のんのんばあ」と訪れた場所を再度訪れたいということで、選んだ場所の一つ!
水木しげる93歳の探検記という番組の撮影です。
すごく神秘的な場所でもあり、背筋が凍る感覚の場所を・・・・
紹介したいけど・・・・
波が高すぎて全部はいけなかった!!!!
で!も!
船には乗って少しは行けたので紹介しちゃいます!
島根県に行くなら寄ってほしい場所No.1!
私は今回の旅行で本当にそう思った場所です!
何度も島根には来ているのに、今まで知らなかったことがショックでした。
実はこの場所は、多くの文化人から愛された場所でもあります。
水木しげる・小泉八雲・志賀直哉・島崎藤村・松本清張など・・・
このミステリアスな場所に惹かれるんでしょうね。
出雲国風土記にも出てきていて、この潜戸を産屋にしたという話も残っています。
少し観光スポットからは離れています。
境港からは車で約1時間。
出雲大社からは約1時間30分。
観光遊覧船はマリンプラザしまねから出航!
マリンプラザしまねの一階で乗船手続きをします。
大人(中学生以上)1,500円
小人(小学生)700円
団体(15名以上)
大人(中学生以上)1,350円
小人(小学生)630円
全員、ライフジャケットを着て乗船です!
もちろん子供用のライフジャケットもありますよ。

潜戸観光遊覧船コースは2種類!
今回は周遊は約50分の加賀の潜戸コース。

今回は本当に出航できたことが奇跡!
最初、出航したばかりは
なんて思ってましたけど、少し過ぎると・・・
写真で伝わりますかね・・・

絶叫系大好きな私でも恐怖を感じるくらいの波の高さ!
そんじょそこらの絶叫マシーンより怖い体験ができていまいました・・・
神秘的な新潜戸
出雲国風土記にでてくるのはこの新潜戸です。
高さは40mにもなり、200mも続く洞窟となっています。
カミムスビの子供である支左加比売(キサカヒメ)がこの洞窟に入り、猿田彦(サルタヒコ=佐太大神)を産みました。その時のお話です。
支左加比売は大切にしていた弓矢が流されてしまいました。そこで支左加比売は
「我が子が麻須羅神(マスラカミ=元気な立派な強い神)であれば、無くした弓矢は帰って来なさい」
と祈念しました。すると動物の角で出来た弓矢が流れてきました。すると支左加比売は
「これは私のものではない」 と角の弓矢を投げ捨ててしまいました。
すると次は金の弓矢が流れてきました。支左加比売は金の弓矢を取り、「暗い窟(イワヤ)かな」 とその金の弓矢を放ちました。すると金の矢は洞窟の東の岩をぶち破って飛んで行き、ぽっかりと穴が空きました。そして東に空いた穴から日光が入ってきて、洞窟内が照らされたので
「あぁ!かかやけり(=輝けり)」
と言ったことで「カカ(=加加=現在の加賀)」という地名になりました。
すごくないですか?!
っていう穴がこちら!

手前からではなく、向こう側に一度回ってから手前にでてきます。
が!今回はここまでしか行けていません・・・
この200mの間には神話にも出てくる、誕生岩や、鳥居があります。
また、天井から水の雫が落ちていて、お乳の水と呼ばれています。
お産をして乳のでない女性がこの雫を受けると乳が出るようになると言われているそうですよ。
心霊スポット?!旧潜戸

こちらは、賽の河原があり遠くからみているだけでも、少し不気味な雰囲気が漂っていました。
新潜戸は神話で明るいイメージですが、旧潜戸は「仏潜戸(ほとけくげど)」・「古潜戸(ふるくげど)」と呼ばれているそうです。
賽の河原とは小さい子たちが息絶えた魂が集まる場所と言われ、苔などが付いた小石を積みあげた塔が無数に立ち並んでいるのです。
今でもこちらに、小さくして亡くなられた親御さんがお供えをされているそうです。
こちらには上陸もできて、お参りなどもできます。
死んだ子供が行く所といわれる冥途(めいど)の三途(さんず)の川の河原。ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされる。そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救うという。
引用:コトバンク
生まれる時に親を苦しめて、先に死んで親を悲しませてって
誰が好き好んで小さいころに死ぬんや?
だから、子供の苦行させるってなんでやねん!
で、小石積み上げてたら鬼がいじめに来て、それを仏様が救う?
そこらへんのインチキなところを変わらんやん!
と、熱く語って就寝されていかれました(笑)
加賀の潜戸へのアクセス・駐車場・乗船期間
もちろん車が一番アクセスは便利です。
駐車場は無料であります!
乗り換えがありますが、松江駅からバスもでてるのでぜひ活用してください!
観光船は3月~11月間のみ乗船可能です。
冬はお休みなのでご注意ください!!
【受付時間】
8:30~16:15
【運行時間】
9:20~16:20
【出航時間】
(1)9:20 (2)10:20 (3)11:20 (4)12:20
(5)13:20 (6)14:20 (7)15:20 (8)16:20
※季節及び運航状況により変更する場合があります。
また季節によっては、サンセットクルージングやサンライズクルージングといった、日没・日の出の乗船も可能ですので公式HPで確認してみてくださいね!
まとめ
加賀の潜戸は来年にリベンジします!!
全部行けなくて本当に、本当に、本当に悔しいんです!!
神秘的な空間を肌で感じてみたい。
水木先生とのんのんばあに触れたいんです←アブナイ(笑)
境港や出雲大社など近くに行くときは、ぜひこの加賀の潜戸も観光に入れて見てはいかがでしょうか?
本当におススメの場所ですよ。